★畳の構造

★畳の寸法

★畳の敷き方


★畳の構造

 畳は、イ草で作られてる 畳表(たたみおもて) と、稲わらなどで作られてる 畳床(たたみどこ) で構成されています。畳縁(たたみべり)は、畳表の保護と美しい柄でお部屋を引き立たせます。

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★畳の寸法

 良く手入れの行き届いた座敷をみると、そこに広さを感じるものです。
 それは、畳敷きの部屋がもつ空間のひろがりと言ってよく、障子や襖が開け放された向こうに庭が覗いたり、隣の部屋の静かな佇まいが見えたりすると、ひろがりがさらに増幅されて、六畳の部屋とか八畳の部屋とか、そういった限られた広さだけでなくなってしまうのです。

 和室の広さと言えば、畳の数が一つの尺度になっていますが、京間とか江戸間とか、そういった和室の造りのうえでの広さの違いがあることは良く知られています。
 そして、「同じ八畳でも京間は広い」とか、「江戸間はちょっと狭い」などとよく話していることがあります。
京間 江戸間 中京間
長さ 6尺3寸  (191cm) 5尺8寸(176cm) 6尺(180cm)
3尺1寸5分(95.5cm) 2尺9寸(88cm) 3尺(90cm)

 京間の6畳は、江戸間の7.1畳に相当する
    四畳半は    5.3畳

 京間は、京都・大阪を中心に中国・四国・九州に多い。
 江戸間は、関東・東北・北海道に広がり、現在は全国的となっている。
 中京間は、名古屋・岐阜・福島・山形・北陸の一部に残っている。

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★畳の敷き方

 畳の敷き方には、江戸時代から祝儀敷き、これを吉の敷き方。不祝儀敷き(「四井敷き」とも言う)、これを凶の敷き方と呼んだ。
 以前は、婚礼や葬儀のときに畳を敷き替えたりしたものです。
 しかし、敷き方を替えるにしても、京間の畳のように畳の寸法がどの畳も同じ場合は可能であるが、関東間では正方形の部屋以外不可能である。
8畳での  
祝儀敷き  祝儀敷きと言うのは、現在一般的に使われている敷き方であって、婚礼や祝い事の時の敷き方です。
 まず床の間の前に敷く畳は、床の間に平行して敷くことを基本としています。又床の間がない場合は、出入口が平行になるように敷きます。この敷き方にすることは出入りの際に畳の損傷が少ない事と、感じの良さが特徴です。
不祝儀敷き  不祝儀敷きは、昔は葬儀のときの敷き方でしたが、今では大広間や寺院などでみられます。
 今では畳を敷き替えることはしなくなりました。

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