畳のおはなし


★畳表の種類

表の見本

写真左より「琉球表」「掛川織」「目積表」「諸目表」「一般的な畳表」「龍鬢表(小目)」「龍鬢表(大目)」


☆目数から見た種類

<目積表>(めせきおもて)
 一目の中に一本の経糸を織り込んだもの。当店の置き畳 は、この織り方。
<諸目表>(もろめおもて)
 一目の中に二本の経糸を織り込んだもので、最も多く用いられている。「一般的な畳表」。また、配数が普通より多く、織りめは深くて目が狭い。上敷用の畳表もある。「諸目表」。

☆継目の有無から見た種類

<引通し表>(ひきとおしおもて)
 長い一本のイ草を全幅に引き通した表で、継ぎ目がなく表裏一様で裏返しに適し最も多く用いられている。

<中継表>(なかつぎおもて)
 良質のイ草を両端から通して中央部で継ぎあわせる状態で織りあげたもの。手織りと動力織りがある。別注最高級品。

☆原料から見た種類

<龍鬢表>(りゅうびんおもて) 乾燥した良質の長イを選んで、水洗い・天日乾燥を繰り返して晒したものを大目または小目に無地織りしたもの。
 座敷畳の普通目(1.4cm)に対し、大目は3.6cm、小目は2.2cm。
 均一の渋茶色に仕上がり、強靭。茶室の床畳、床の間の畳表用。

<掛川織>(かけがわおり) 大きな織り目と小さな織り目を交互に繰り返す織り方。
  当店のコースター は、この織り方。

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